日別アーカイブ: 2016/03/25

一発勝負の形

ススキのほうきたち

朝からほうきを作って、気が付いたら日が暮れた。
作っているときはものすごーく集中していて、終わったらドッと疲れが噴き出します。

ほうきは、デッサンみたいに全体から攻めて仕上げることができないところが難しいです。

端から端まで一息で完成させなければならなくて、一本一本草の太さや硬さも違うので、一編み一編みが勝負。
編み目がずれたり気に入らなくても、後戻りすることはできないので、何があってもそのまま突き進んで完成させなくてはならない。

そんなことを考えていたら、ふと、中学時代にやっていた吹奏楽のことが思い浮かびました。

ほうき作りと楽器の演奏はとてもよく似ている。

楽器の演奏も、一音一音が勝負で、ミスをしても後戻りができなくて、どんなことがあっても最後まで演奏を終えなければならない。
だから練習を重ねて、本番に一番良いプレーができるようにしておくのだ。

中学時代、良い演奏ができたことは少ししかなかったけど、本当に良い演奏ができたと感じたときは、身体が音楽そのものになったように軽やかでした。

ほうき作りでは、まだまだ不自由さばかりが感じられます。
練習あるのみです。