月別アーカイブ: 2016年8月

「山の園舎の中庭マーケット」終了!

「山の園舎の中庭マーケット」にて、ほうきのワークショップをやってきました。

会場は、4年ほど前まで幼稚園だったという山奥にある園舎で、
その中庭と廊下、教室を使っての、ゆったりとしたイベントでした。

園舎の中は幼稚園だったころの記憶がいたるところにあり、
園児たちのために作られた小さな下駄箱や水道に、なんだか懐かし~い気持ちになりました。

中庭マーケット
出展者の各種品々、販売所。

出張お茶サービス社
体調に合わせてお茶をブレンドしてくれる「出張お茶サービス社」さんも来場!
身体が欲している要素を診断し、ハーブごとに特殊な方法で確認してブレンドしてくれるお茶屋さんです。

 

ほうきのワークショップでは、今年採れた念願の(!)ホウキモロコシを使って、
こんな感じのブラシを編んでいただきました。

ワークショップ丸ブラシ
ワークショップ様子

棚に窓枠に、サッシや隙間。ちょっとしたところに便利なサイズとなっております。
色々な生活の場面で役立ててもらえると嬉しいです。

お越しいただきましたみなさま、ありがとうございました。

ほうきの種採り

お盆休みをいただいていました。
ほうきの種はすっかり真っ黒に。

種収穫
種

雨が上がったのでチャンスとばかりに、いそいそと収穫を終えました。
この黒い粒粒を一粒一粒にするのも、冬の仕事の一つだったりします。

畑はすっかり寂しい風景に。
秋間近という感じです。

秋間近の畑

常陽新聞に掲載していただきました!

8月10日(水)発行の常陽新聞8面「ひと」コーナーにて、ほうき職人として掲載していただきました!

スマートフォン版記事(全文閲覧にはログインが必要です)
(追記:休刊につき公開は終了しました)

私が何故ほうきをやるようになったのか、学生時代まで遡って綴っていただいております。

暑い中取材に来ていただいたき、私の長ーい話を良くまとめてくださった記者さんには、本当に感謝感謝です。

夏の終わりに「山の園舎の中庭マーケット」

8月28日(日)、「山の園舎の中庭マーケット」へ、ほうきのワークショップで参加します!

thumbnail of 中庭マーケット

木陰、沢の音が気持ち良い、自然の深い場所で開催される、
夏の終わりをゆったり過ごせるマーケットです。

私のワークショップでは、今年採れたホウキモロコシで小さな丸ブラシを作っていただきます。
新鮮なほうきを作りたい方は是非どうぞ!

 

畑のその後とアブラムシ対策

収穫を終えたほうき畑。
穂を取った株は、根元2節目ぐらいのところで切り倒しました。

刈り倒した畑

切っておくと、脇芽が育って再び穂を収穫できるそう(二番ぼうきというらしい)。
去年は憎きアブラムシのせいで育たなかったので、どれくらい穂が採れるのかはまだ未知数です。

そして、アブラムシ対策。
農薬などの勉強ができるほど猶予もなさそうだったので、今年は取り急ぎネットの知識で対処することに。

アブラムシスプレー

お出ましいただいたのは、石鹸油スプレー。
水と油、石鹸水を混ぜ合わせた代物です。(こちらのページを参照させていただきました

アブラムシの表面に吹きかけることで、窒息死させられるのだそうだ。

忌避性はなく、卵には効かないらしいので、一度で劇的な効果は期待できないようですが、
油も石鹸も紫外線で分解される上、万が一残っても穂を茹でる段階で流れてしまうので採用しました。

結果は、いまのところ被害の拡大は見られず。
吹き付けた場所のアブラムシは居なくなっているようでした。

でも、新たに発生している葉も見られたので、
見つけ次第、吹き付け殺害!を繰り返していくしかないようです。

しばらくは、注意深く監視です。

二番ぼうきの芽

二番ぼうきは、刈り取り1週間でもう芽吹いてきました。
なんともたくましい植物です。

ほうき、乾燥後

乾燥ほうき

梅雨明けしたての夏の日差しで、無事カラリと乾燥しました。

採れたてのほうき草は、出来立ての畳のようない~い匂い。
部屋中がほうきの香りで充満しています。

草は時間が経つと黄色く変化していくので、
ほんのり優しい緑の色は、この時期にしか見れない色でもあります。

選り分け

現在は、草の選り分けをしています。

穂の長さが長いものは大きなほうきへ、短いものは手ぼうきへ。
中にできた芯も掻き取って、小さなブラシ用に分けておきます。

手間はかかる作業ですが、別段面倒には感じなくて、
このゆったり仕事ができる感じは、なんとも居心地よかったりします。

草を分けながら、まあまあ良くできたなぁとか、芯はどんなふうに活用しようかとか、
そういえば○○さんがこんな感じのほうきが欲しいって言ってたなぁとか、

そんなことをゆっくり考えながら、できた草と作りたい形を突き合せていける、
選り分けの作業は制作の助走みたいなものだと思います。

どんなほうきを作れるのか、本当に本当に楽しみでなりません。