間引き、滝行の如し

雑草のような見た目から、だいぶ作物らしくなってきたホウキモロコシ。
今週はずっと間引き作業でした。

大きくなるで放っておくと後々の生育に影響が出そうなので、
なるべく今の時期、葉っぱが5~6枚のときに終わらせたかったのですが、

流石は700㎡の畑だけあった、すぐには全然終わりません。


雨に打たれながら、


太陽に焼かれながら、


やっとここまで!

今週終えたのは、前半にまいた種の分。
1週間遅れでまいた分は、来週引き続き間引きます。

 

土づくりや種まきは楽しくできたけれど、
間引き作業は流石にキツい!

百姓根性、心と身体が鍛えられる気分です。

 

 

 

greenz.jp

ウェブマガジンgreenz.jpさんにて、私のほうき作りをご紹介していただきました!

http://greenz.jp/2017/06/08/hukushimaazusa/

greenz.jpさんは、「一人ひとりが『ほしい未来』をつくる、持続可能な社会」を目指す非営利のメディアです。
ライターさんの柔らかな物腰と鋭い眼で、じっくり丁寧にほうきのことを書いていただきました。

インタビューを行うライターさんって、話を引き出すのがめちゃくちゃ上手くて、
頭の隅では考えてはいるものの、あまり意識したり口に出したりしないことまで、しっかり拾い上げてくれます。

頭の引き出しに全部シリコンスプレー吹きかけられて、スイスイ必要なことを見つけて整理してくれる、そんな気分。

一人で黙々とものづくりをやっている者にとって、こういったライティングは凄く有難いものです。

農業新聞とほうきの成長

日本農業新聞に、掲載していただきました!
たぶん、おそらく、本日発行の北関東版?の地域?のページにいます。

というのも、実物を見ていないもので。
(購読されている知り合いから連絡をいただき知りました。ありがたや。)

農業新聞ってどこで買えるのだろう。

 

先日種をまいたほうきたちは無事発芽し、順調にすくすく育っています。

あと一週間もすれば間引きかな。

種まき完了!

先週と今週とで、ほうきの種をまきました!
一気に全面やる予定でしたが、用意した種が足りず、2回に分けての作業となりました。


作業の様子。畝はまっすぐが命!なのでガイドを引いて、


足を引きずるようにして溝を掘ります。


作った溝に、種をぱらぱら筋蒔き、足で土を被せる。


手前が種まき前、奥が種まき後。
トラクターの人工的な土面から、だんだんと柔らかな表情へ変化していくのが、
なんだかさざ波を見ているようで、暑い日差しの中作業する身にとって、ささやかな癒しでした。

22日は畑の60%を、そして本日29日、残り40%分の種を再度外すところからやって、無事畑全面まくことができた。

作業時間は合わせて6時間。
身体もだいぶ暑さに慣れてきた様子です。

今週の雨が上がった頃には、ほうきの赤子たちが姿を現すことでしょう。

 

天気に急かされ、施肥②

今年の種まきは26か27日だ!と思っていたのですが、

なにやら木曜日あたりに雨が降るというのを予報で見て、
急きょスケジュールを前倒しにすることにしました。

種まき前に雨が降ってしまうと、土が固くなって作業がしづらくなるのです。

 

今日は、来週明けにやろうと思っていた石灰散布を済ませてきました。

20kgの袋を6袋。計120kgを、例年通り花咲か爺さん気分で撒いた。
石灰散布って、牛ふんのときと違って、どこに撒いたか一目瞭然だから、なんか楽しいんです。

700㎡の広さにも慣れてきて、だいぶ作業に物怖じしなくなってきました。
でも、本物の農家さんは、もっともっと広い畑相手に毎日毎日仕事してると思うと、…凄いなぁ。

夏までに、がつんと体力つけとかなくては。

施肥①と農機デビュー

5月とは思えない夏の日差しの中ですが、待ちに待った畑の土づくりが始まりました!


前日に堆肥(牛ふん)を撒いて、


次の日、耕運機『菜太郎』登場!(安心の6.3馬力!)


耕運機に引きずられるように、畑を行ったり来たり。


約5時間、2回耕して、見事雑草がいなくなりました!

 

初めての耕運機。素人でも使えるものなのかと不安でしたが、
硬い土を耕したときは一瞬暴れるも、基本的にはおりこうさんな機械でした。

今まで鍬のみで耕してきた者としては、一瞬で耕せてしまうのはなんとも快感で、
耕運機、凄く楽しかったです!

 

今回登場した『菜太郎』君は、(株)伊藤農機さんのレンタル農機を利用しました。

耕運機ってめちゃくちゃハードルの高いものかと思っていましたが、そんなことはなく、
(レンタル農機利用者の9割は初めての方らしいです!)

素人にもわかりやすく!優しく!丁寧に!使い方を教えていただけるので、
全くの初心者でも安心して使うことができました。

畑始めて3年目にして、ついに農機デビューを果たすことができた。
伊藤農機さんに感謝です。

 

ほうきの役割、棲み分けの道具

ほうきで玄関先を掃いているときに、思ったことがあります。
「ほうきは『魔』とか自然界とか、そういう人間世界でないものとの棲み分けをするための道具なのでは」

当時住んでいたアパートでは、玄関側の壁から約1mほどがコンクリートで、
その先は、花壇のような土の地面が約30cmほど、敷地の塀まで設けられていました。

花壇はいつも乾いており、たま~にですが除草剤が撒かれた痕跡もあったので何も植えられず。
風で土が玄関の方へ寄せられるので、定期的に掃き掃除が必要でした。

で、玄関なので、土ぼこりを花壇側へ押しやるようにして掃き掃除をする訳なのですが、
溜まった土や枯葉の中には、ムカデの赤ちゃんやダンゴムシがちらほら。
家に出たらぎょっとする者たちですが、土の方に押しやれば何のことはないただの自然界の生物。

そいつらも、土とまとめて、ほうきで押しやって掃いてしまえば良し。

家の周りを掃かずにいたら、土や枯葉がもっと溜まって、
家に密着した場所に彼らの生態系ができて、侵入のリスクも上がる。
でも、ほうきで掃いて、「君たちの世界はあっちだよ」と誘導すれば、家に入ってくることはまあたぶんない。

完全に家を密閉したり、よそ者を殺して排除したりしなくても、
掃くことで、隔たりを作らずに棲み分けることができるのだ。

境界の道具としてのほうき。

そういえば、『掃除の民俗』という本には、
ほうきは安産の神(ハハキガミ)が宿る道具、葬式で死者が通った後を掃き清める道具としての側面が描かれていました。
生まれてくる場面、死んでいく場所に、ほうきは登場していたのです。

前半紹介した私の体験は物理的な棲み分け、『掃除の民俗』の事例は民俗的な内容ですが、
ほうきは、人間界とそうでないものの世界との、門番のような感じなのかも、と思わずにはいられません。

今日のブログはなんだかまとまりがありませんが、
そんなほうきの役割についても、今後ちゃんと調べてみたいと思います。

掲載されました!

4月22日(土)発行の、茨城県の地域情報誌『常陽リビング』さんで紹介していただきました!
目指せ!ほうき職人!

学生時代、師匠との出会いから、ほうきをやろう!と思うまでの道のりがまとめられています。

しかし、「縁もゆかりも金もない」には思わずニヤリ。
今は、金はなくとも、縁とゆかりにはたくさん恵まれております~

 

木を削る

ちりとり、削りはじめました。

刳りものによる制作ということで、どう量産するか(機械などを駆使して効率良くするか)考えたものの、
なんだかそれは違うのでは?という気持ちに駆られて、結局愚直に削っていくことにしました。

選んだ木材はキハダ。
サクサク気持ち良く削れる樹種です。

削る触感は、樹種によって本当に変わります。

試作で使ったのは硬っっったいサクラで、
削っているときの頭の中は、「硬い!辛い!でも良い形にせねば!どうすればラクに削れるんだ!うぅ辛い!こういう形にしたいのに!」

キハダの場合は、「もう少し深めに削ろうかな。これより薄くしたら脆くなるから、厚みはこれくらいで。それなら角はこういう形が良いな、鑿跡も良い感じに残そう。」

そういった気持ちは出来上がっていく形に現れるもので、
キハダを削った形には、気持ちの余裕が垣間見えます。

樹種により触感が違い、触感が違うから形も変わる。

今回の刳りものちりとりは、削っていくうちに現れてくる形に素直になってみようと思っています。

新年度の始まりに

乙女のつくば道が終わり、春らしいゆったりとした時間を過ごしています。

私事ではありますが、3月いっぱいでメインの勤め(ライスワーク)を止めました。

―700㎡の畑にどれぐらいの労力が必要なのか。
―お天気とうまく付き合って作業できるのか。
そんな心配からの決断です。

なにより、もっともっとほうきが作りたい。
ほうきの形も、作者の姿も、作る時間でしか刻むことができないから。

 

仕事がなくなったことで、一日がこんなに長いものだったのかと、
桜の咲き始めた公園を散歩しながら改めて実感いたしました。

新たに出来た時間を無駄に過ごさないよう気を付けつつ、
今まで仕事に注いできたエネルギーを、これからほうき作りに注いでいきます。