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心安らかな正月を迎えるために

年末年始を心安らかに過ごすため、粛々と走ってます。

イベントに、納品納品、そして今日は畑へ!
残すところあと30袋となった落ち葉撒きを終えてきました。

流石に12月の畑は寒い!空気が肌に刺さってきます。
でも動いていると、そんな空気も気持ち良い。

ガサガサという気持ち良い音と共に、落ち葉100袋撒き無事完遂。

まだまだ撒いてもよいのですが、とりあえず年内畑に撒く分は終わりです。
(年明けに集める分は、積み上げておいて腐葉土にします)

 

さらに、ずっと欲しかった大きな堆肥場を設置しました。

材料は、コンパネに廃材のみ。
木枠1辺少しに、ペロンとシートを被せるだけの簡単なものですが、
枠がない分切り返ししやすいので、気に入っています。

ただ、畑で見るとちょっと小さい感じも。
家で設計したときは十分な大きさだと思ったんだけどなぁ。

余裕ができたらもう1基増やそうかな。

落ち葉掃き、落ち葉撒き

今年の冬はしっかり土づくりをしようと、
落ち葉をたくさん集めています。

歩道で、公園で、雑木林で。
街路樹に広葉樹が多いから、いくらでも集まります。

ひとまず11袋(50リットルビニール袋)集まったので、畑に撒いてきました。
今年は面積が広いので、土ごと発酵作戦です。

落ち葉を集めるのも、落ち葉を広げるのも、
カサカサざわざわ、心地良い音。

ひんやりした秋の空気の中の適度な全身運動は気持ち良く、
夏のキツかった畑仕事で消耗した身体と心が蘇る気分です。

う~ん、これは、癖になる。

幸い11袋では全然足りず、11月中に100袋ほど撒きたいので、
この気持ち良い仕事はまだまだ続けられます。

撒いた落ち葉には、仕上げに米ぬかをまぶして発酵促進。

肥料代も浮いて一石二鳥!

悪夢再び

今週からほうきの制作が始まりましたが、ブログはもうちょっと畑の話を。

2015年に猛威を振るったアブラムシが、今年も大量発生しました。

収穫前は元気だったほうきたちですが、収穫半ばになるころには無残な姿に…。

今年は「工房からの風」出展を見据えて早めに種をまき、早めに収穫を始めたので、
なんとか穂に影響する前に収穫を終えられたのが幸いですが、
こうも酷く枯らされると、収穫後とはいえ気持ちは下がります。

師匠の畑や、常陸太田の「種継人の会」さんの畑では、アブラムシの発生は見られなかった模様。

梅雨の少雨、耕作一年目の土壌、石灰窒素の散布、周辺の耕作放棄地。
そういえば春ごろから蟻がたくさんみられたような。(蟻はアブラムシと共生関係にある)

思い当たる節はいくつかあります。

収穫後の株を刈払機でなぎ倒しても気持ちは収まらず。
どうも株ごと枯らされてしまったみたいで、今年の二番ぼうき(ひこばえ)は期待できなさそうです。

 

草の手入れに雑草に、カビやら虫やら、夏は考えることが多すぎて落ち着く暇がありません。

そう思うと、さむーい冬は、気にすべきことが少なくて、
ものづくりをやるのにとても適した季節なのだなぁと。

夏の忙しさを体験すると、冬が恋しくてたまらないです。

苦戦!収穫!

7月下旬からスタートした収穫が、ついに昨日終わりました!

ひろーい畑の草を採って採って採って!
脱穀脱穀脱穀(足踏みガラガラガラ…)!
ひたすら干して干して干した、ハードなハードな約一か月弱でした。

 

昨年から約12倍に拡大した畑。
間引きや除草も広くなった分大変だったが、脱穀は倍率以上の大変さだった…。

作業は天気を見て、早朝3時半に起きて始まり、
約5時間身体を動かし、疲労しながら採っては脱穀。

採ったものは天日で3日以上干してしっかり乾かす。

今年は全然晴れなくて、天気予報も当たらないときた。(毎日数時間ごとにお天気アプリとにらめっこ)
夕立が来たら取り込んで、日が照ったらまた広げて、
湿気がたまると色が悪くなるから家にいても気が抜けません。

昨日採った草も、あいにくの雨で絶賛部屋干し中です。
除湿器を回してはみますが、イマイチ。自然のお天道様の力が恋しい。

 

大好きでやっているほうき作りなので、あんまり大変さを強調すべきではないのですが、収穫は他の農作業と比べ物にならないくらい苦しい戦いでした。

でもこれで、たくさん草が採れました。
これからいよいよ、ほうき作りが始まります。

休み上手になりたい

昨日、ついにほうきたちの出穂を確認しました!

顔を出すほうきの穂。今年は上手くできているだろうか。

 

農作業をやる日は、朝7時には作業を始めるようになりました。

まだ本物の農家さんに比べたら遅い方ですが、
収穫作業までには5時作業開始!を目標に、
これからちょっとずつ身体を慣らしていく作戦です。

朝の畑に吹く風は、さわやかで気持ち良くて、
辛いかなと思っていた早起きも、それほど苦ではありませんでした。

でも、相変わらず作業を終える10時ごろには熱中症気味に…。

原因は、水分補給不足と休憩時間の短さ。
分かってはいるのですが、作業に集中すると、ついつい休むのを怠ってしまいます。
特に独りで作業していると。

野良仕事で大事なのは、適度にサボること。
日本の学校教育では、つねに一生懸命さが求められるが、農作業ではそうはいかない。
休んで食べて、無理をしないことが、仕事をちゃんとやるために必要なのだと実感しています。

電動工具には『定格時間』というのが存在します。
『定格時間』とは、その工具を1時間のうちにどれだけ使っていいのかを表すものです。

定格時間30分なら、1時間のうちに連続30分使って、残り30分は休ませなければならないということです。
あるいは、10分使って10分休む、の繰り返し。

人間も、30分動いたら10分休むとか、
きっちり決まった時間を休んで働かないと、機械と同じように壊れてしまう。
実際に体調を崩して、そう実感します。

人間の定格時間は、何分ぐらいなのだろう。
決まっていたら、休憩も取りやすいのになぁ。

 

除草と中耕

7月になって暑さも本格化。
この暑さで、ほうきも急激にでっかくなってきました。

それと同時に、畝間・株間の雑草も急成長。
気を抜いている間にだいぶ覆われてきたので、
先週から重い腰を上げて、せっせと雑草取りに励んでおりました。

地面に這いつくばって、ほうきの中を潜るように進みながら、
地道に抜いては進み、抜いては進み。
(後から考えたら、この作業は立鎌でやっても良かった。この反省は来年に)

ほうきがみずみずしいので、中はさながらプールのようでした。

 

そして今日は機械で中耕作業。
借りてきた助っ人のQTくんに畝間を走ってもらいました。

さすが機械。早いは早い。
でも、なかなかの暴れ馬で、コントロールするのに思っていたより体力が削られた。
あと、何株か犠牲にしてしまいました…。

機械は早いけど、コストと掛かる時間、それで生まれる成果によっては、
手作業の方が良いときもあるのでしょう。

作業内容によって、工夫の余地はたくさんあるなぁと、これも来年への反省です。

若干熱中症気味になりながら、今日の作業は終了。
農家に梅干が常備されている理由を、身をもって理解した気分です。

間引き、滝行の如し

雑草のような見た目から、だいぶ作物らしくなってきたホウキモロコシ。
今週はずっと間引き作業でした。

大きくなるで放っておくと後々の生育に影響が出そうなので、
なるべく今の時期、葉っぱが5~6枚のときに終わらせたかったのですが、

流石は700㎡の畑だけあった、すぐには全然終わりません。


雨に打たれながら、


太陽に焼かれながら、


やっとここまで!

今週終えたのは、前半にまいた種の分。
1週間遅れでまいた分は、来週引き続き間引きます。

 

土づくりや種まきは楽しくできたけれど、
間引き作業は流石にキツい!

百姓根性、心と身体が鍛えられる気分です。

 

 

 

農業新聞とほうきの成長

日本農業新聞に、掲載していただきました!
たぶん、おそらく、本日発行の北関東版?の地域?のページにいます。

というのも、実物を見ていないもので。
(購読されている知り合いから連絡をいただき知りました。ありがたや。)

農業新聞ってどこで買えるのだろう。

 

先日種をまいたほうきたちは無事発芽し、順調にすくすく育っています。

あと一週間もすれば間引きかな。

天気に急かされ、施肥②

今年の種まきは26か27日だ!と思っていたのですが、

なにやら木曜日あたりに雨が降るというのを予報で見て、
急きょスケジュールを前倒しにすることにしました。

種まき前に雨が降ってしまうと、土が固くなって作業がしづらくなるのです。

 

今日は、来週明けにやろうと思っていた石灰散布を済ませてきました。

20kgの袋を6袋。計120kgを、例年通り花咲か爺さん気分で撒いた。
石灰散布って、牛ふんのときと違って、どこに撒いたか一目瞭然だから、なんか楽しいんです。

700㎡の広さにも慣れてきて、だいぶ作業に物怖じしなくなってきました。
でも、本物の農家さんは、もっともっと広い畑相手に毎日毎日仕事してると思うと、…凄いなぁ。

夏までに、がつんと体力つけとかなくては。

施肥①と農機デビュー

5月とは思えない夏の日差しの中ですが、待ちに待った畑の土づくりが始まりました!


前日に堆肥(牛ふん)を撒いて、


次の日、耕運機『菜太郎』登場!(安心の6.3馬力!)


耕運機に引きずられるように、畑を行ったり来たり。


約5時間、2回耕して、見事雑草がいなくなりました!

 

初めての耕運機。素人でも使えるものなのかと不安でしたが、
硬い土を耕したときは一瞬暴れるも、基本的にはおりこうさんな機械でした。

今まで鍬のみで耕してきた者としては、一瞬で耕せてしまうのはなんとも快感で、
耕運機、凄く楽しかったです!

 

今回登場した『菜太郎』君は、(株)伊藤農機さんのレンタル農機を利用しました。

耕運機ってめちゃくちゃハードルの高いものかと思っていましたが、そんなことはなく、
(レンタル農機利用者の9割は初めての方らしいです!)

素人にもわかりやすく!優しく!丁寧に!使い方を教えていただけるので、
全くの初心者でも安心して使うことができました。

畑始めて3年目にして、ついに農機デビューを果たすことができた。
伊藤農機さんに感謝です。