梅雨明けしたての夏の日差しで、無事カラリと乾燥しました。
採れたてのほうき草は、出来立ての畳のようない~い匂い。
部屋中がほうきの香りで充満しています。
草は時間が経つと黄色く変化していくので、
ほんのり優しい緑の色は、この時期にしか見れない色でもあります。
現在は、草の選り分けをしています。
穂の長さが長いものは大きなほうきへ、短いものは手ぼうきへ。
中にできた芯も掻き取って、小さなブラシ用に分けておきます。
手間はかかる作業ですが、別段面倒には感じなくて、
このゆったり仕事ができる感じは、なんとも居心地よかったりします。
草を分けながら、まあまあ良くできたなぁとか、芯はどんなふうに活用しようかとか、
そういえば○○さんがこんな感じのほうきが欲しいって言ってたなぁとか、
そんなことをゆっくり考えながら、できた草と作りたい形を突き合せていける、
選り分けの作業は制作の助走みたいなものだと思います。
どんなほうきを作れるのか、本当に本当に楽しみでなりません。