「工房からの風」から1週間が経ちました。
ご来場いただきました皆さま、ご購入いただきましたお客さま、
手伝ってくれた方、サポートしてくださった事務局・風人の皆さま、
出展を共にすることができた作家さんたちへ、
改めて深く御礼申し上げます。
当日2日間は「有難い」の連続で、どれだけ感謝を申し上げて良いやら。
中でも一番嬉しかったのは、お客さんがほうきを目にした瞬間、
「わぁ、ほうきだ!」と顔をほころばせて近づいてきて、
ほうきに両手で触れてくださったこと。
私がほうき作りに感じている幸福感をお裾分けできた!という、
確かな手応えを感じる瞬間で、
ほうきを始めてからの3年間の日々が救われた気分でした。
当日を迎えるまでは、実作業の面でも精神的な面でも、
何度か山場みたいなものがありました。
これでいいのか?大丈夫なのか?
最終的に得られた解は、
『どれだけ人前で、自分らしさをフィットさせながらも貫けるか。』
むき出しの展示台に、竹に引っ掛けたほうき、なるべく無造作に、
地べたに作業台を置いて、濡れながら、ウキウキとほうき作りの実演をする。
これこれ、これが私らしさ。
展示方法や実演の実施は最後まで迷っていたのですが、
”きちんと”やらなくてほんとに良かった。
(ここでいう”きちんと”とは、柄にもなく真っ白な展示台を用いたり、綺麗に整えたりすること)
先輩作家さんたちがみんな自分らしく挑めているから、この回答にたどり着くことができたと思います。
独力での展示、初舞台が「工房からの風」で本当に良かったです。
ここで得たエネルギーを、今後のほうき作りに注いでいきたいと思います。
まだまだ頑張り続けるので、よろしくお願いいたします。