作成者別アーカイブ: フクシマアズサ

アブラムシ研究

間引きを終え、中耕除草。今年も雨が少ない梅雨ですが、堆肥をしっかり入れたおかげで土が乾きにくく、順調にほうきたちは育っています。

しかし、暖冬の影響で、アブラムシの進行が早いです。体感で3週間くらい早いでしょうか。
もうこんなにびっしりコロニーを形成しています。

栽培を始めた当初から苦しめられてきたアブラムシ。1年目はほとんどの株を枯らされた。
憎き存在アブラムシ。でも、5年間ずっと見てきて、だいぶ彼らのことが分かってきました。

<繁殖のパターン>
よく言われていることですが、彼らアブラムシは単為生殖で増える。暖かい時期はメスだけで、自分のコピーをお腹の中に宿し、さらにお腹の中の子のお腹の中にも孫がいて、どんどん増えていきます。
高温になると繁殖力が低下するらしいです。そのため冷夏の夏は恐ろしいことに…。

<飛ぶアブラムシ>
普通の個体は翅を持っていないけど、コロニー内の数が増えたら翅を持つ個体が出て、他の住処を求めて旅立っていく。梅雨の少雨がアブラムシの拡大に影響するのは、翅有りのアブラムシが旅をしやすいからなのでしょう。
翅有りアブラムシは黄色が大好きなので、黄色バケツ防除法は有名ですね。

<アリとの共生関係>
これもよく言われていることですが、アブラムシとアリは共生関係にあって、アブラムシはアリに守ってもらい、アリはアブラムシの出す甘い排泄物をエサにしています。
アリが実際にどういうことをしているかというと、飛んできたアブラムシの周りに土でシェルターをこさえたり、株の根元に空間を作ってアブラムシが雨で流されないようにしたり、葉っぱから落っこちたアブラムシをアリが見事にキャッチして元の場所に運んだり(これらは実際に目撃しました)。これには流石に関心させられた。
アブラムシ対策には、アリの駆除もセットで考える必要があるわけです。

<居場所>
根っこと茎の間、下の方の葉っぱの裏、そして新芽の出てくる渦の中。ホウキモロコシの場合はこの3か所が主な居場所でした。アリが活発に群がっていると大抵そこにアブラムシがいるので、見つけるのはそれほど苦労はしません。

色々試した結果、物理的に抑えるのが一番という結論に。次の2つを希釈したスプレーがメインウェポンに落ち着きました。

①住友化学の粘着くん液剤
デンプンが主原料のソフト農薬です。うすーいデンプン糊みたいな液体で、アブラムシなどの小さな虫を窒息死させます。原理は牛乳スプレーと同じ。化学殺虫成分を含んでないので気兼ねなく使え、かつ、ちゃんと効果が検証されているのが良いところです。

②トウガラシの酢漬け
とある筋から廃棄する穀物酢を20リットルいただいたので、トウガラシを浸けて対アリ液に。スプレーするとアリがパニックになり逃げていくのが見られます。酢のにおいとトウガラシの刺激に忌避効果があるのでしょうか。

スプレーは、「水:①:②=100:1:1」くらいの比率。全面散布よりもスポット的に、十分スプレーした方が効果が得られたので、中耕除草のときに持ち歩いて、コロニーを見つけ次第シュッシュッと吹きかけています。

私的防除の心得は、手間とコストを最低限に、収穫に影響がないくらい増えなければOK! シューティングゲームのような気分でいると、見つけたときの喜びもあり、胃にも優しくて良いと思います。
(本当はキラキラテープ法、幸せの黄色いバケツ法も試してみたいのだけど、なにせ畑の面積が大きいから、コストがかかりすぎるので却下。)

今日の作業では、援軍(テントウムシ様)もちらほら見かけられたので、希望の光が見えた。
敵がいて味方がいて、畑は今日も賑やかで、寂しくなくて良いですね。

ほうき、海の向こうへ

先月、私のほうきがイギリスに旅立ちました。
ロンドンにあるFoundland.shopさんが、ほうきを求めて工房まで来てくださったのです!

きっかけは一通のメールからはじまりました。
“あなたの製品を購入したいと思うかもしれません。”

はじめての英語メールのやり取りに正直ビビりながらも、
『「その日暮らし」の人類学』という本で読んだ、
「アフリカ人は中国での商品買い付けを、ジェスチャーと電卓のみで行う」
という事実を胸に、“是非いらしてください!”とメール送信。

当日は駅で待ち合わせ。
どんな方がいらっしゃるのか今までにない種類の緊張を感じておりましたが、
いらっしゃったのはハツラツとした良い感じのご夫婦。
合った瞬間交わした笑顔で、一気に安心したのを覚えています。

しかしながら、こちらは英語カタコト。そしてあちらも日本語カタコト。
お互い言いたいことはあっても、言葉で伝えるのには一苦労。
でも現代のテクノロジーは凄くて、お互いスマホの辞書を翻訳を片手に、話す。
コミュニケーションは80%くらいは成立していたと思います。
無事、ほうきたちも旅立っていきました。

海外は台湾しか行ったことのない自分としては、なんだかほうきに先を越された気分ですが、そのうち後を追って、憧れのロンドンへ行ってみたいと思います!
ロンドン、大好きな画家ターナーの国ですよ!いいなぁ。

種まき終えました!

待ちに待ったほうきの種まき、先週からはじめていました!
今年は暑くなるのが早いので、気持ち早めの種まきです。

いつ見ても美しいほうきの種。心の中で、畑のブラックダイヤ、と勝手に命名しています。

今年は石灰と同時まきにしてみました。途中で畝が曲がっていくのはご愛敬。
冬場不足していた日光を存分に浴びたので、身体が夏モードに目覚めていくような気分で、とっても気持ち良かったです。

 

ちなみに、今期畑に入れた堆肥は、龍ヶ崎の堆肥センターで貰ってきたものです。

堆肥センター、こんなところ。すごく大きな堆肥ヤードがあって、鶏ふん、牛ふん、豚ぷんなど、いろんな種類の堆肥が売っています。
サブロク板に大きく書かれた鶏糞の文字がなんとも頼もしい!

牛ふんは、軽トラ一杯で2000円!安い!
業者向けのプロショップなのかと思いきや、家庭菜園用に堆肥を買いに来るお客さんもいて(乗用車の場合は袋詰めで買えます)、いろんな層の人に重宝されているようでした。

軽トラで堆肥センターに行くときは、あおりとシート、園芸手袋、そして防塵マスクは必須だと思います。できれば防塵メガネも。
(一回目何も知らずに行ったら、痛い目見ました)

 

現在の畑の様子はこんな感じ。先週まいた場所はもう芽が出てきていました。
土の栄養をグングン吸って、すくすく育っていってほしいと思います。

『PAPERSKY』掲載と企画展参加

地上で読む機内誌『PAPERSKY』に掲載していただきました!
#59「日本のつくり手」のページです。同内容はこちらでもご覧いただけます。

それに合わせて、URBAN RESEARCH DOORSさんの企画「SHARE THE LOCAL 茨城」に、ほうきたちが参加します!
場所は大阪南船場のDOORS HOUSE、開催は5/14(木)~6/6(木)までです。
(県魅力度ランキング最下位でおなじみの茨城を、DOORSの方たちがどうチョイスしてどう料理したのか、正直すごく気になっています。)

西の人たちには茨城っていまいち馴染みのない場所だと思いますが、住めば都、隠れた良いものがいっぱいある茨城。この機会に、茨城の魅力を色々知ってもらえるといいなと思います。
お近くの方は、是非お立ち寄りください!

5月の予定

もうすぐ畑が本格スタートする、待ちに待った5月!
今月は2つイベントに参加させていただきます。
(ほぼWSが中心ですが、販売も少々)

■2019/5/3(金・祝) 春のカエル市@カエルトープ
群馬のカエルトープさん主催の、春のイベントです!
WS『コーヒーブラシを編む』をやらせていただきます。
当日受付・1時間毎の開催(各回定員2名)
参加費2000円

 

■2019/5/18・19(土・日)つくばスローマーケット@vol.12@旧筑波東中学校
『選べる ほうきのWS』やります。
下の写真の4タイプの中から、好きなサイズのほうきを選んでいただき、編み~仕上げまでやっていただく体験です。スローマーケットのスローにあやかり、ゆっくりじっくり作っていただこうと思っています。
当日受付となりますので、時間に余裕を持っておこしください!

春の陽気の下でほうきを作ってみたい方は、是非是非お越しください!

南相馬に行ってきました

4/20-21は一泊二日で南相馬でした!久々の遠征!
昨年よりほうきをお取り扱いいただいている「鍋屋金物店」さんに行きたくて、
ほうきをお届けついでに見学してまいりました。

常磐線、ほうきを持って出発。
ホームや車内ですれ違う人からはほぼ100%二度見されるのですが、
かつて常磐線でほうきを売りに行っていた行商人の気持ちを追体験している気分でした。

(後ほど、「双葉屋旅館」の女将さんから聞いたお話では、震災前まではほうき売りの人が来ていたらしいです。行商ってそんなに昔の話ではないんだなぁと、ちょっとびっくり。)

富岡~浪江区間は、代行バスで国道6号線を行きます。

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こちらが 「鍋屋金物店」さん。小高駅から徒歩約10分くらいのところに位置します。

こちらが店内。昔ながらのザ・金物屋という感じで、ホムセン探検好きな私としては非常にそそられる。

本当にホムセン顔負けの品揃えの豊富さで、道具のことを丁寧に教えてもらえ、
細かい注文にも応えていただけます。
(私も2kgのばねばかりを注文させていただきました)

さらにはコーヒーのサービスまで!
こちらの豆は店内で購入可能。「良いものなら何でも取りそろえる!」という気持ちで営業されているそうで、コーヒー豆や干ししいたけ、会津の豆菓子などなど、ピンポイントで面白いものに出会うことができます。

金物屋さんだけど、どこか安心感のある不思議なお店でした。

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帰り道、駅前の空には鯉のぼりの群れが。
そういえば、もう5月目前なのですね。

職人の庭@乙女のつくば道~

昨日今日は、「職人の庭」@乙女のつくば道 でした!

少し気温が低くなった2日間でしたが、いらっしゃる皆さまの暖かさに支えられて、無事終えることができました。
お越しいただきました皆さま、ありがとうございました。

藍染糸で編むほうきのWSでは、今回は練習パートからスタートして、しっかり手の使い方を覚えていただきました。
半割のカラを編むのに苦戦される方が多かったですが、皆さんそれぞれのほうきを完成させていただくことができました!

 

WS中にはこんな風景も。
(ジョウビタキ!参加者さんが発見されました!)

自然が近くて風景が豊かなのも、つくば道のいいところですね。
来年は、少し外も歩いてみたいなぁと思います。

藍染糸とほうき

藍染作家の藍染風布さんに、ほうきの編糸を染めていただきました。

藍染風布さんは、“天然藍灰汁発酵建て(てんねんあいあくはっこうだて)”と呼ばれる、昔ながらの手法で藍染をやっている藍染屋さんです。

昨年の「職人の庭」@乙女のつくば道 をきっかけに出会ったのですが、
伝統を大事にしつつも軽やかな作品作りをされている姿に魅せられて、糸染めをご依頼させていただきました。

仕上がりはこんな感じ。ほうきの草に藍染の青がよく生えます。

誰かが丹精込めて作ったものを使ってものづくりをすると、素材から作者の気持ちが流れてくるような感じがして、いつもとちょっと違う心持になります。
これぞコラボレーションの醍醐味でしょうか。

 

藍染糸のほうきは、今年の「職人の庭」にて初お披露目予定。
同時に、風布さんの藍染糸で編むほうきのWSも開催いたします。

竹にはりきゅう、ほうき、布団、針仕事、そして藍染。
六種の職人による手仕事三昧な2日間をお送りいたしますので、是非遊びに来てください。

詳細はこちら⇒https://tsukumichi.exblog.jp/28069208/

発送しました

国立のカゴアミドリさんにほうきを納品いたしました!
お店の方のオーダーにより、白の編糸に農紺色の色糸を組み合わせたものが中心となっております。

カゴアミドリほうき

すき間なく詰めた方が動かなくていいので、箱詰めは毎回パズル。
昔は四苦八苦していましたが、慣れてきた今はこれが楽しい。

 

今週は少し時間ができたので、工房の大掃除も兼ねて模様替えをしました。
ちゃんと掃除しているつもりでも思いのほか細かいほこりが溜まっていて、
部屋の隅っこを掃くと掻き出されるようにほこりの塊が出てくる出てくる。

棚の配置も、風通りが良くなるよう見直し。
ほうきで掃除するにしろ、掃除機を使うにしろ、風通しはめちゃくちゃ大事だと思います。

気付けば新しい棚を作ったりで丸2日かかってしまいましたが、もうすぐ年度も明けさらに忙しくなりそうなので、やってよかった。すっきり。
面倒でも 、年に一回は気合い入れた掃除をするのは良いものです。

3月のつくいち

本日つくいちでした!
お天気はしとしと降る冷たい雨でしたが、たくさんの方々がいらっしゃっていました。

お越しいただきありがとうございました。

ほうき屋は、直前まで悩んだのですが、結局自転車販売は断念。
ちょっと残念でしたが、途中から雨が強くなったので正しい判断でした。

今日は念願の鈴木牧場さんの牛乳をゲット!
自家栽培の牧草で育てられた牛さんたちの、甘くて濃厚な牛乳です。

毎回大人気で売り切れで、ずっと購入できなかったのですごく嬉しい!
たまには雨も良いものです。