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一発勝負の形

ススキのほうきたち

朝からほうきを作って、気が付いたら日が暮れた。
作っているときはものすごーく集中していて、終わったらドッと疲れが噴き出します。

ほうきは、デッサンみたいに全体から攻めて仕上げることができないところが難しいです。

端から端まで一息で完成させなければならなくて、一本一本草の太さや硬さも違うので、一編み一編みが勝負。
編み目がずれたり気に入らなくても、後戻りすることはできないので、何があってもそのまま突き進んで完成させなくてはならない。

そんなことを考えていたら、ふと、中学時代にやっていた吹奏楽のことが思い浮かびました。

ほうき作りと楽器の演奏はとてもよく似ている。

楽器の演奏も、一音一音が勝負で、ミスをしても後戻りができなくて、どんなことがあっても最後まで演奏を終えなければならない。
だから練習を重ねて、本番に一番良いプレーができるようにしておくのだ。

中学時代、良い演奏ができたことは少ししかなかったけど、本当に良い演奏ができたと感じたときは、身体が音楽そのものになったように軽やかでした。

ほうき作りでは、まだまだ不自由さばかりが感じられます。
練習あるのみです。

〈本日の作業〉コーヒーブラシと柄付きのススキ

コーヒーブラシ

昨年収穫してすこーしだけ残っていたほうき草で、コーヒーブラシを作りました。

豆から淹れるコーヒー。香りや味もそうですが、あのゴリゴリと豆を挽く儀式的な時間が好きだったりします。
道具にコーヒーの油が染み着いていく感じも良いですね。

このブラシたちも、使い込むごとにコーヒーの色と香りが移っていくと思います。

ススキ柄付き

そして今日はもう一つ。ススキのほうきの柄付きに挑戦。
掃き心地はモップに近い?ススキならではの柔らかさです。

カラの折り返し技術のお陰で、ちょっとずつ形の幅が広がってきました。

ちりとり納品!

師匠のところ(つくばのほうき工房)へ、ちりとりを納品しました。

ちりとりたち

「なるべくたくさん欲しい」というリクエストに応えるべく奮闘しましたが…うーん、足りるだろうか。

というのも、これから毎週のようにイベント出店を控えている師匠。
今週は笠間で、来週は筑西市。再来週はなんと福島県のイベントに呼ばれているそうです。

今日工房にお邪魔したら、イベント用のほうきが山のようにできていました。

イベントは毎回実演販売で、師匠はいつもお客さんの前に出ます。

平日にほうきを作り、週末は実演販売。それを3週連続とは。
このパワーはいったいどこから出てくるのだろうか。

歳を全く感じさせないこの働きっぷりには、本当に頭が上がりません。