イベント・展示」カテゴリーアーカイブ

藍染糸とほうき

藍染作家の藍染風布さんに、ほうきの編糸を染めていただきました。

藍染風布さんは、“天然藍灰汁発酵建て(てんねんあいあくはっこうだて)”と呼ばれる、昔ながらの手法で藍染をやっている藍染屋さんです。

昨年の「職人の庭」@乙女のつくば道 をきっかけに出会ったのですが、
伝統を大事にしつつも軽やかな作品作りをされている姿に魅せられて、糸染めをご依頼させていただきました。

仕上がりはこんな感じ。ほうきの草に藍染の青がよく生えます。

誰かが丹精込めて作ったものを使ってものづくりをすると、素材から作者の気持ちが流れてくるような感じがして、いつもとちょっと違う心持になります。
これぞコラボレーションの醍醐味でしょうか。

 

藍染糸のほうきは、今年の「職人の庭」にて初お披露目予定。
同時に、風布さんの藍染糸で編むほうきのWSも開催いたします。

竹にはりきゅう、ほうき、布団、針仕事、そして藍染。
六種の職人による手仕事三昧な2日間をお送りいたしますので、是非遊びに来てください。

詳細はこちら⇒https://tsukumichi.exblog.jp/28069208/

3月のつくいち

本日つくいちでした!
お天気はしとしと降る冷たい雨でしたが、たくさんの方々がいらっしゃっていました。

お越しいただきありがとうございました。

ほうき屋は、直前まで悩んだのですが、結局自転車販売は断念。
ちょっと残念でしたが、途中から雨が強くなったので正しい判断でした。

今日は念願の鈴木牧場さんの牛乳をゲット!
自家栽培の牧草で育てられた牛さんたちの、甘くて濃厚な牛乳です。

毎回大人気で売り切れで、ずっと購入できなかったのですごく嬉しい!
たまには雨も良いものです。

2月のつくいち

本日つくいちでした!
お立ち寄りいただきました皆さま、ありがとうございました!


大人も子供も交じりあって、のんびりと過ごす日曜日。
ほうき越しに見るこの風景、好きです。

 

今日は私も色々お買い物を楽しませていただきました。

買うときにはお店の人と必ず会話があって、そこで見える発見があり、
顔の見える関係性の中で取引が行われます。

出店者とお客さんが地続きに繋がっているのが、つくいちらしさで良いなぁと思います。

きっと昔の商店街ってこんな感じだったんだろうな、と、
平成生まれの自分は想像するしかないんですが、
今日はじんわりとそんな気持ちが流れ込んできました。

 


ちなみに、ほうき号で移動するときはこんな感じになっています。
派手。

1月のつくいち

昨日は2019年最初のつくいちでした!

極寒をふるえて耐え忍ぶ出店になるかと思っておりましたが、
太陽があたたかく見守ってくれて、賑わいのある一日となりました。
お立ち寄りくださった皆さま、ありがとうございました。

さて、今回の出店から自転車販売となりました。

自分でいうのもなんですが、ほぼイメージ通りで大満足の出来です。
(「サーカスみたい!」とコメントいただき、すごく嬉しかった)

積載量も十分!

運転時は若干重さに引っ張られる感じがして、坂道などは苦労しますが、
重さの原因は什器や看板なので、工夫次第でもっと快適になりそうです。

お天気さえ良ければ、どこでも走っていきたいと思います。

脱穀から!未来くるやぶきのほうき作り

12月9日(日)は 未来くるやぶき@福島県矢吹町 で、子どもたちと一緒にほうきをつくってきました!

今回は初の試みで、使用するすべての材料を脱穀するところからのワークショップでした!


まずは準備体操からはじまり、


カラハシと千歯扱きを使って脱穀!千歯扱きは猪苗代のKさんからお借りしたものです。


はじめての体験に子どもたちも夢中の様子!


脱穀した草は綺麗に整えて、


糸で束ねて完成です!


完成したら使わずにはいられません!きれいに掃除までしてくれました。


みんないい顔。お疲れさまでした。

 

この日は初雪の舞う一日でしたが、寒さに負けないのが福島の子どもたち。
元気にほうきを作ってくれて、ありがとうございました!

ワークショップ@熊谷家住宅

11月18日(日)は、島根県石見銀山の熊谷家住宅にてほうき作りのワークショップを行ってきました!

みなさん、良い感じにできました◎

熊谷家住宅は、石見銀山の経営に携わった町役人が住んでいた民家建築で、
中では、竈やお風呂、女中さんの部屋や針仕事の道具など、
当時の暮らしをリアルに感じることができるものをたくさん見ることができます。

2階では、現在パンにまつわる特別展示も。(パンののれんが目印です!)
歴史ある場所でのワークショップ開催に、深く御礼申し上げます。

 

石見銀山は、2007年に登録された世界遺産ですが、
今でもその地域の人たちが普通に暮らしているのが、まちの見どころだと思います。

以下、個人的なお気に入りスポット。


めだかの学校「本校」。通りの向こうには「分校」もあるよ。


道路に埋め込まれた地図。かっこいい。そしてなにより分かりやすい。


小学校も普通にあります。嬉しい「ようこそ」という言葉。


竹3兄弟。


イノシシ(?)4兄弟。
額に乗るサザエは、石見銀山現役当時はランタンとして活躍していたそうです。

探してみてね。

12月は矢吹町へ

12月は、矢吹町の屋内運動施設『未来くるやぶき』にて、
子どもたちと一緒にほうき作りを行います!

2度目のワークショップということで、今回は草の脱穀から行うスペシャルです。
冬の屋外でひたすら実を外す農作業はちょっとハードかも?でも、みんなでワイワイやれば寒さもへっちゃらのはず!

募集期間は11月20日(火)まで。
くわしくは、下記リンク先をご覧ください!

http://www.town.yabuki.fukushima.jp/page/page003067.html?fbclid=IwAR2a1aF8WkTmf8CYk98f-_RvnEoBmnmcww6O8rHVF1_62s_ZFJE9d0SFMzY

「風の余韻」、そして祭りつくいち

11/3・4(土・日)は、「風の余韻」@galleryらふと、
そして11/4(日)は、10周年記念の祭りつくいち に参加させていただきました!

「風の余韻」の1日目には、ほうき作りの実演をさせていただきました。


(アトリエ倭さん撮影)

頭上では、作り手の言葉の短冊が降り注ぐようにはためいて、
秋風の吹くお庭での作業は、とっても気持ち良いものでした。

工房からの風の会場である「手仕事の庭」という場所はとても不思議な場所です。
訪れるといつも心が開くような、血の巡りが良くなるような気分になります。

いらっしゃってくださった方々といろんなお話をしながら、
この場所だからできるやりたいことがたくさんあるなぁと、あらためて感じました。

それってどんなものかというと、
作品を作って届けるだでは届けきることができな、
作ることに内側にある、みずみずしい何かを共有すること、でしょうか。

うーん、言葉にすると表現しきれていないような。
とにかく、楽しくて良いこと!だと思います!


そして、本日の祭りつくいちは、音楽あり、体験企画ありの、賑やかな一日でした!
後半、パラパラと降り出す瞬間もありましたが、なんとかお天気も持ってよかったです!

ほうきのワークショップでは、皆さんそれぞれの形のコーヒーブラシを作ってくれました!
一番シンプルで、手数も少ない種類のほうきですが、
作る人によって全然違うのが面白いです。

会いたい人に会い、思いがけない再会もあり、楽しい2日間をありがとうございました!
イベントに出たりワークショップをやったりするのは、人に会ってパワーをもらうためだなぁと改めて実感いたしました。

明日から、また頑張ります!
次は島根だ!

工房からの風が終わって

工房からの風が終わって、ぼーっと不思議な気持ちに包まれています。

お越しいただきました皆さま、出展者の皆さま、スタッフの皆さま、
素晴らしい時間を共にさせていただき、ありがとうございました。

つくる喜び、素材に向き合う充実感、そこに至るまでの苦労、苦悩。
今年の出展者さんの想いに触れて、あらためて つくるっていいな と思いました。
想いが宿るから。

正直、今年は風人という立場で参加して、
はたしてこの素晴らしい舞台に貢献できるのだろうか?という、
ほんのすこーしだけ淡い不安がありました。

でも、春から手仕事の庭の作業に参加したり、ケミストリーでコラボさせていただいたり、
当日は『素材の学校』で、思う存分ほうきの面白さを子どもたちに伝えて、
今できる形での、やりたいことはできたかなと。

自分はこれからなにをやって、どこにいくのだろう?
工房からの風が終わって、そんな疑問が湧いてきました。

これはきっと次への架け橋でしょうか。
良かったことも、反省点も、全部力に、次に進んでいきたいと思います!

 

↓ほうきを教えるフクシマ(磯さん撮影)。めちゃ笑ってる。

工房からの風!

今週末、13・14日(土・日)は、工房からの風!
今年も全国各地の(そして国外からも!)みずみずしい作家さんたちが集まっています!
(出展作家さんの紹介は、公式ページが必見です!)

 

さて、今年は風人(会期中ワークショップやデモンストレーションで会を盛り上げる人たち)として工房からの風に参加させていただくのですが、
どんなことをやるのか少しご紹介させていただきたいと思います。

■素材の学校「ほうきの時間―脱穀してつくるモロコシほうき」

11:30~12:30(受付11:00~)
15:00~16:00(受付14:30~)(※13日のみ)
参加費 2000円 定員 5名

素材の学校は、子どもたちが素材に触れられるワークショップです。
「革の時間」「金属の時間」「織の時間」などなど、いろんな素材の作家さんが講師となって行います。

「ほうきの時間」では、ホウキモロコシを脱穀して、机を掃ける小さなほうきをつくります!
とにかく子どもたちに脱穀をしてほしくて…!

一から作ることの面白さを、脱穀を通して伝えたいと思います!

 

■ケミストリー(風セレクション)

風セレクションでは、ケミストリー(化学変化)をテーマに、風人の作品が展示されます。
ケミストリーとは、作家同士、または作家個人となにかが化学変化のように交わることで生まれる作品(だと私は思っています)。

私は、木工房「アトリエ倭」さんとのコラボで、ほうきとちりとりのセットを、
そして染織作家「RIRI TEXTILE」さんとのコラボで、工房からの風の会場である「手仕事の庭」の草木染め糸で飾った小ほうきを出品させていただきます。

以下、ケミストリーの軌跡!


7月、畑の見学に来ていただき、打ち合わせ。
左のお二人がアトリエ倭さん、右がRIRIさんです。


RIRI TEXTLEさんが手仕事の庭の植物で染めた糸たち。庭の優しさを思い起こさせる色、美しい!


10月、アトリエ倭さんにお邪魔して、ほうきとちりとりの仕上げ。

アトリエ倭さんのちりとりは、なんと持ち手が可動式なんです!
パチンッ!とする快感は、是非実際に会場で試していただきたいと思います!